年中行事のご紹介

祭礼・宵宮式典

「宵宮祭」とは、「本宮祭」の前日に行われるお祭りのことです。 そもそも宵宮とは「夜宮(よみや)」ともいい、毎年執り行われるような大祭の前夜に行われます。現在は例祭の前夜に行われる前夜祭,準備祭となっていますが,本来は当番の家やお旅所に奉安されていた神霊が本祭のため本社に帰る還御祭に当たり,例祭の中でも重要な位置を占めていました。

お祭りは、伊勢神宮と属する諸々の神社で行われ、天下泰平、五穀豊穣、皇室の安泰、万民の平安が祈られます。年に一度の大祭である例祭、新年元旦の歳旦祭、春の祈年祭、秋には豊穣に感謝する新嘗祭(にいなめさい)、節供(せっく)には七夕重陽(ちょうよう)のお祭りなど、さらに細かなものを含めれば年間を通して数多く行われています。大きなものを中心に少々解説しますが、それは神に対し神饌(みけ、食事)幣帛(へいはく、布あるいは衣)を供え奉り、そして神人共食が行われます。

七五三・初宮

子供の成長を祝い、神社などに詣でる神事です。

もともとは関東での地元風習であったようですが、明治時代に全国に広がっていったそうです。乳幼児が亡くなることの多かった昔、子供は7歳までは神様からの預かりものとされ、7歳まで無事で生きられて人間となると考えられていました。

 

 かつては年齢で異なる意味を持つ儀式で、江戸時代は3歳まで髪を剃る習慣があったことから、数えで3歳を「髪置きの儀」として、髪剃りを終了する儀式、

数えで5歳は「袴儀」として、男の子が袴を着始めるときの儀式、

数えで7歳は「帯解きの儀」として、女の子が大人と同じ幅の広い帯を結び始めるときの儀式とされ、江戸時代には11月15日に執り行われていました。

なお、数え年は、誕生した年を1歳として元旦で1歳年を取る年齢の数え方です。

 

最近は、子供の成長と健康を祝い、縁起の良い数字とされる3、5、7の年にお参りする行事として、男の子は3歳と5歳女の子は3歳と7歳にお参りをするのが一般的です。

年齢は現在では一般的な満年齢でも古来の数え年でも良く、詣でる時期も10月上旬から11月後半の間の土日や吉日にご家族の状況や神社の込み具合などを考えて執り行うようになっています。

 

本社では、毎年11月に執り行っております。

毎年少しずつ日付が異なりますので、事前に日程を確認いただき参拝ください。

なお、祈祷の事前予約は受け付けておりません。

当日に受付していただき、順にご祈祷をいたします。

お申し込みが多い場合、20分から30分ほどお待ちいただくことがあります。